オステオパシー創始者であるA.T.Stillは解剖学の重要性を説いていました。徒手療法を行う上で最も大切なことは解剖学の深い知識ですが、日本ではオステオパシーの公的教育機関がなく実際に解剖を行うことが出来ません。そのため大学院の解剖学教室に在籍し実際に人体解剖を行うことで組織の3次元的視覚化の精度向上に努めています。
オステオパシーでは組織の配列や位置関係の異常をみつけて正常化することで治療が行われます。解剖学書や皮膚上からではイメージし難い身体深部の詳細な解剖を知ることは治療の精度を向上させる鍵となります。